南望 備忘log

コーリン鉛筆 9900番2012年08月28日 13:19


 コーリン鉛筆の9900番はこちらの記事によると

・・・手元に昭和50年1月のの大手文具卸のパンフがあるので調べてみたのですが、当時の主力は深緑の軸の9900がサービスセールで売り出し中。10グロスで2Hから2Bまでの硬度をセットにして小売店に卸していたようです。一ダースは240円。
9900の上位は2020(草色?)で、一ダース360円、更にその上位は5050(ハイピアス)だったようで一ダース840円でした。・・・

という事で、この3Bと5Hってかなり珍しかったりするのかな?

と思っていると、この記事の最後のほうに、

・・・9900(初期)
9900番。上の画像は一本の値段が20円の時代のもの(箱の価格表示による)。写真にははっきり写っていませんが、製造所の刻印も大きく、昭和20年代末から30年代初頭を思わせる雰囲気になっている。686と平行して販売されていたかもしれない。写真は6Hのもので、発売当初はハイピアス同様、広範囲な硬度が製造されていたことをうかがわせる。 ・・・

とあったので、今回のこのコーリン鉛筆の9900番はどうも初期型らしい。

 色はやっぱりファーバーカステル色の緑に金色文字。













一ダース240円。紙をはがすと、180円、その下は120円だった!





参考にさせていただいている、こちらの『文具資料室』は本当にすごい!

このコーリン鉛筆の9900番と一緒に、502、526、540、577も手に入ったんでそのうち、UPしよう!

 540のロゴは『文具資料室』

 
 ・・・恐らくドイツのファーバー・カステルの字体の影響でしょう。同時代の三菱鉛筆もそっくりの書体を使っていました。 ・・・

 という特徴ある字体。1ダース60円とある。

 後はどれも同じようにしか見えないけど・・・。どれも1ダース60円。上に360円のシールが貼られているものもある。ものすごい高騰だな。

 

コメント

_ にきち ― 2012年08月30日 21:47

文具資料室のにきちです。記事の紹介ありがとうございます。
よく研究されていますね。9900に限らず古い鉛筆の柔らかい硬度のものは
売れてしまう事が多くある意味貴重です。5Hのほうは固いので売れ残って
いる所では大量にある可能性がありますが、入手難といえば入手難ですね。

初期タイプの刻印は硬度表記が菱型になっています。この画像の物は発見
されている中では二番目のタイプですね。

_ NAMWO ― 2012年08月31日 17:58

にきちさん、ありがとうございます。集めるつもりはなかったんですが、いろんなことがわかって来るにつれてなぜか目に付くようになり、集まって来るようになりました。にきちさんの文具資料室をみさせていただいてはその鉛筆の背景を知って、納得しているという段階ですが。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://namwo.asablo.jp/blog/2012/08/28/6557423/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

Copyright ©2012 NAMWO. all rights reserved.