あず(3) ― 2012年08月05日 14:10
あずは、とてもおいらになれていたのが運の尽き。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い式に出されちゃったんだろう。まさかそんな事をするとは思わなかった。
つれてきたかったけど、あの、引越しのとき、積載量オーバー気味でびっちりの車じゃどこにもあずを載せられなかったし。何とかするべきだったけど、やっぱりどうにもならなかったな。後からあずのことは交渉すべきだったけど、元の家にいたほうが経済的にも安定するだろうなんて勝手に思い込んだのが間違いだった。
こちらで、生活の基盤を築くのは、悔しいがもう少し時間がかかりそう。本当に口惜しい。
なんていわれてしまった。
仕方がない。この歳で出直しなんだから、いろんなことがあるさ。何が有っても、みんな想定内だったはずだ。何とかなるようにがんばろう。
ただ、あずも2005年の暮れあたりに生まれたはずだから、もうそろそろ、7歳になる。早くしないと老齢猫になってしまう。あと10年くらい生きられるとして何年くらい一緒にいられるだろう?もちろん、返してもらえればだが。
あずは猫が嫌いなので、「やはり猫のいない家庭で常に人が側にいる生活がベストではないかと考えます」なんて言って来た。ある程度、歳が行っていて気難しいあずを大事にしてくれる家庭がおいそれと有るとは到底思えないが。
つれてきたはいいが、ちっともなつかないので、邪険に扱われたり、下手すりゃ、保健所に連れて行かれたり、世の中には心配な例は山ほどある。
ただ、あずは殺処分の寸前に助け出された猫だから運は有るのかもしれない。縁が有れば戻ってくるともいえるんだが。それを信じるしかなさそうだ。
朝になると、起こしに来た。ほかの猫は「おなかすいたー」って、いきなり飛び乗ってきたりするので、命の危険を感じることも有ったが、あずはじーっとそばに座ってるだけ。
シンクロねこ。猫嫌いのあずも、天然猫のペロとは仲良かった。ペロとも引き離されてしまった。
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