幻のパイロット シャープペンシルH-1093 ― 2012年07月19日 17:32
幻というのは少々大袈裟なんだが、手に入ったよん、しかも定価で。
パイロット シャープペンシル0.3mm
Hー1093!
気分転換でまた、シャープペンシル使ってんの。それも、昔のものがいいんだなあ、つくりが凝っていて。
パイロットの製品はペンギンさんのブログで語られてたけど、デザインにこだわりがあってイイ感じ。
冷やし中華始めました(240円)
PILOT H-1093 - ヒビノココロミ
今でも、何とかすればどこかで手に入るけど、すでにプレミア価格なんだ。定価は1000円!
★貴重!PILOT/パイロット製図用シャープ青軸スチール製H-1090★
丁寧に暮らす。: Stationary研究
話はいきなり飛ぶけど、昔、単車に載ってたときも思ったけど、特にエンジンって、新しいのはだんだん無駄がなくなってきて、とても合理的で軽くできて、ブン回るようになってるんだけど、デザイン的に面白みがなくなっちゃってね。
といってもそれももうずいぶん昔の話だけど。今はもう違うのかもしれない。
少し前の常識がまったく通用しなくなるという、いわば、パラダイムシフトが各分野で頻繁に発生する現代は、注意してないとあっという間に陳腐な頑迷固陋状態に陥りそうで怖い。
気にしすぎると自分を失って、単なる日和見主義のお調子者になりかねないけど。
カワサキのW1SAはもう、無駄の塊で必要以上の肉厚の部品がわんさか搭載されていて、味があったなー。メインスタンドをあげて空ぶかしすると、そのまんま振動で跳ね回って、どっかに行っちゃいそうだった。新しいメーカーの基準だと許されない事だったと思う。
日本のメーカーの目指す方向性が明確で、無駄をそぎ落とて、コストと人件費を抑えて生産性を上げて、競争力をつけていくという時代に有って、W1SAはもう明らかに異端の代物だった。といっても、今の中国並みのコピー製品だらけ、コピーメーカー乱立の時代の生き残りだったからね。・・・それを考えると、今の中国を責められないと思うけどね、日本は。
W1SA(ダブワン)もBSAのコピーだったわけだから、そもそも日本のメーカーの目指す方向性とは誕生の時点で無関係だったわけだけど。
図らずも、レトロフューチャーな趣味の領域に生き残って、今も大事にされている。使い込んで、生涯の伴侶になりそうな機械がいい。古いものを大事にする事は難しい時代では有るんだ実際。レトロテイストのハーレーもカスタマイズには流行があって、所詮使い捨てのマテリアルになっているようだし。
前ふりが長過ぎて、何の話か分からなくなっちゃったかもしれないが、シャープペンシルだったんだ。W1SA(ダブワン)ほど古くはないけど、昭和の香りがするシャープペンシル。メカニカルペンシルというほうがしっくり来るね。
なかなかイイ重さがあって、使い込んだらイイ感じに塗装がはげて、生涯の伴侶となりそうな予感がする一本だ。色がまたイイ!
少し前には、結構有った凝ったデザインと造りのシャープペンシルも最近は少なくなってきたというか、需要が少なくなってきたんだろうな、おそらく。
撤退してしまったメーカーもずいぶん有るようだし。
外国製にはまだまだ有るけど、凝った造り、よく考えられた、国産の絶滅したシャープペンシルを探してみようかな。
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