南望 備忘log

ついに来ました、日光ペン!(その1)2012年05月30日 13:50

今と同じパッケージデザインだけど、JISマーク付。
 来ましたよ!ついに!オークションで落札できたペン先!

 待望の古い日光のペン先だ!しかも一生かかっても使い切れない量!>どうすんの、いったい?

 まず見ていただくのは、ペン先の王様、丸ペンだ!なぜ丸ペンが王様なのかは、主観によるものなので突っ込まない事。

 ここで、少し日光ペンの歴史を紐解いてみようと思ったけど、はしょってリンク!

http://www.nibic.co.jp/enkaku.htm

 現在では二ビックという会社に変身してたなり。先代社長、門馬久直氏が亡くなられ、現在の社長が就任後、筆記具製造業から貸ビル事業へと大きく事業転換をされたとのこと。

http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/PERSON/M/monma_h.html

 先代社長、門馬久直氏、ペン先型の墓石!これはすごすぎる!まさに、ペン先人生だった方だ!時代の流れとはいえ、方針が変わって、会社が筆記用具から撤退してしまった事はさぞや口惜しかった事だろう。

 とは言うものの、おいらもしばらくはデジタルでオッケーな方針だったし。ここに来ていきなり温故知新な方向転換も少数派なのは間違いないな。

 アナログでも「おいらはゼブラがいい!」ってかたがたも、たくさん居られるに違いない。師匠もそうだったし。でもね、そんな違いの分かる男たちと女たちと中間の人たち、有象無象の諸氏も、この墓石の事実の前には一歩下がって、一度は手を合わせるべきなのではないだろうか?
 知っておいてソンはないけど得もない豆知識?そんな事いうなよー。

 ああ、東京にいる間に知っておきたかったこの事実。また乗り遅れてしまったのね。~街はいつでも後ろ姿の幸せばかり~。

 おっと、また昭和歌謡の世界に浸ってしまうところだった。

 そこで早速見ていただこう、丸ペンから!まずはペン軸!





 きったねー!ペンキはハゲハゲなのは経年変化として仕方ないにしても明らかに作りが雑!これは、ゼブラと正反対だな。塗ってあるペンキにダマがあるぞ。ひどい仕事だな。



 ペン先が穴に入っていかないのはおそらく極度の乾燥で縮んでしまったからだろう。

 それでも12本入りの箱に入ったダースです。

 外国製のMAPPING PEN(丸ペン)で、ひょっとすると合うのがあるかもしれない。

古いペン軸の穴が小さすぎてペン先が入らんぞ!


 ペン先は、今のNIKKOの丸ペン(TACHIKAWAと同じ工場で作ってるらしい)と比べてみると、少しペン先の先端が太い気がする。まだ使ってないから分からないけど。

 師匠の連載時のアシスタントで使ってたゼブラの丸ペン36本入り。今数えたら、31本残ってる!えっ、10年で5本しか使ってないの?これはさすがに違うだろ??一箱は使い切ったってことなのだろうか?全然覚えてない。

 まあ、とにかくそのくらい丸ペンは取り替えないってことだな。師匠も順繰り太くなっていったものを人物用に切り替えていってた。金属疲労である日ポッキリ逝ってしまうんだが、その瞬間、懐かしい日々が脳裏に去来し、やりきれないむなしさにさいなまれたものだった(T_T)。そのくらい長い付き合いができるの、丸ペンって。

 さあ君も今日から丸ペンとの長い付き合いを始めてみないか?

cf.

 一本一年は持つけど、不良品もあったとして半年計算でも1箱18年。
今ある丸ペン、全部合わせるとあと100年は大丈夫だ。これでモウ安心だな。丸ペンは買わなくても。

これじゃ商売にならんわけだよ。

コメント

_ Federico ― 2012年05月30日 22:18

1本で1年も持つなんてオドロキです。半年でもすごい。軽く描くからなんだろうか。

_ Federico ― 2012年05月30日 22:18

1本で1年も持つなんてオドロキです。半年でもすごい。軽く描くからなんだろうか。

_ 南無ヲ ― 2012年05月31日 21:40

そんな事はないです。少しずつ太くなったのを太い線用におろしてゆくのですね。なので、金属疲労で折れるまで使い倒します。他の種類のペン先で金属疲労で折れるまで使い倒すなんてことはありえないので、これは丸ペンがペン先の王様たるゆえんですわ。エッヘン!
 先のゼブラの丸ペンでお見せしたゼブラの丸ペン用のペン軸がたくさんあるのもそのためなのです。師匠もペン軸に番号振って使い倒しておりました。20年のブランクがあるんで、今の時代で通用してるのかは不明。

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