最近の旭川 ― 2012年05月06日 01:52
1972年6月1日のことだというから、おいらが17歳、高校生のときだったんだな。うーん、そうだったっけか?通りのまん中に銅像が配置されたり、噴水が設置されたり、なんだか様変わりをしたことは覚えているなあ。
当時としてはとても画期的な試みで、その後全国津々浦々で同様の試みが開始されたものだった。
でもしばらくすると、東京では銀座でも代々木公園でも歩行者天国は廃止されてしまった。
やはりいろいろ問題もあったのだろう事は容易に想像がつく。
旭川に来てみて、まず最初に感じたのはこの買い物公園の寂れようだった。旭川では今でも買い物公園は存在している。しかしながら、まるでシャッター街の様相を呈しているのだ。無論、街の景観からすれば、無いに越したことがないタギングだが、考えられないくらいに街中にタギングが少ない。治安がいいというより、若者が少ないという印象。
往時のビルは老朽化して、取壊された後はそのほとんどが駐車場になっているものだから妙に街中には駐車場が目に付く。それでもなお駐車場が不足しているのだからおかしなものだ。
昔から高い建物がなかったから空が妙に広い印象の街だったけれど、ここに来て更に空が広くなった気がする。
郊外まで住宅が開発されて、大型の商業施設が郊外に増えたせいで中心部は閑散としてしまっているのはどこも同じだけれど。
しかし、旭川は入れ物として、拡張し続けている。駅を大きくして、道路を広げて、橋を作って、やがてやってくるコンテンツに期待しているかのようだ。一年を通して、いろいろなイベントも目白押しで、いまひとつ決め手に欠けるものの、行政の苦労と努力は十分に伝わってくる街だ。
今はいい時代になった。昔と違ってどこに住んでいても何かを発信することができるのだ。この街からやってゆこう。
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